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排水溝の掃除から連想する血管内の瘀血(おけつ)の話

―スタッフの日常ブログ―

先日、自宅のベランダの排水溝がとうとう決壊してしまいました…。

ご丁寧な構造で詰まっていたことになかなか気付けず、仕方なく夜に懐中電灯片手にとりあえず応急処置をすることにしました。
(いつか前に下水系は詰まらせたりすると、風水的にも良くないと聞いたことがあったので(もちろん物理的にも良くないです))

そして本丸でもある排水溝の内側、中の網を(ひっかかっているゴミをとり除き)少し動かした途端、流れず溜まっていた水が堰を切ったかの如く

ガーーーーーーーーー!!

とものすごい勢いで流れていきました。
暗いので鮮明には見えませんが、幸い溜まってた水も濁っておらず、とてもスッキリしました。

翌日は晴れたので視界良好ななか、掃除の続きをしました。
かなり汚いだろうな…と気合いを入れて掃除にあたったのですが、案外きれいで枯葉が少しつまっている程度で、ヘドロ等にはお目にかからずに済みました。

最初は嫌ですが、台所やお風呂でも水回りの掃除の醍醐味はこのガーーー(スッキリ)だと思います(笑)

これを見ていて、いつも連想してしまうのがジブリ映画「千と千尋の神隠し」です。

以下、ネタバレになってしまいますが、

主人公の千が働くことになった湯屋へある日、とある神様が湯治に来るのですが、
“腐れ神”とも呼ばれ、すごい悪臭を放つので皆に嫌々の反応をされてしまいます。
そんな中、新米の千に白羽の矢がささり、その腐れ神様の対応を任されることになります。
(略)
その神様の一斉大掃除を主人公の千が率先することになるのですが、いろいろと大苦戦。
ですが栓のようなものをとり除いた途端、大量の粗大ごみからヘドロからどんどんどんどん出てきます。
そして最後は元のキレイなお姿に戻って、無事にお帰りになられます。

と、今回のベランダ掃除の光景はまさにこのシーンを連想しました。
きれいになったら何でも気分が良いですね。

 

当クリニックでも最近、「瘀血(おけつ)の薬」というものを患者さん方にお出しする機会が多いのですが、
瘀血…先ほどのお掃除の話と全く同じです。

簡単にいえば、瘀血(おけつ)とは古くなったり汚くなった血を指します。
それらを漢方の力で、血管内のお掃除(デトックス)をするようなものだと思って頂けたらと思います。

これも身体の中の流れを良くする為のアプローチの一つですね。

 

ところで前回の院長松本有記のブログ(西洋医学と東洋医学の違いのお話 ~気の概念~②)でも少し触れましたが、腎を補うものの一つでもある六味丸。
先ほどの「千と千尋の神隠し」で大掃除のあとに千は川の神様から、きれいにしてくれた御礼にあるものを渡してくれるのですが、

個人的にはこれが当クリニックの六味丸に見えて仕方がありません…。

映画を観たことがない人には「?」状態ですし、ネタバレ満載なのですが、
人間の身体も排水溝も同じに見える・・・隠れジブリファンのつぶやきでした。

 

スタッフ牧

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