どうしたら健康ゾーンにいられる?~健康とはつな引き~
健康ゾーンにいるために必要なことは、体によい生活習慣そのものです。
“健康とはつな引き”です。
体によいことがたくさん増えるほど、“健康”のほうへ引っ張られ、体にわるいことが増えるほど、“病気”のほうへと引っ張られていきます。
体によいこと=体にプラスのこと
例えば…
- 正しい食事
- 質・量ともに十分な睡眠
- 適度な運動と正しい姿勢
- やる気・モチベーション、メリハリのある生活サイクル
- 深い呼吸
- スッキリした思考 etc
体にわるいこと=体にマイナスのこと
例えば…
- 偏食や過食
- お菓子の食べ過ぎ
- 睡眠不足
- 運動不足
- 姿勢のわるさ(猫背など)
- ストレス過多
- 自堕落
- 浅い呼吸
- ネガティブ思考 etc
結局、そうしたものの日々の積み重ねによって、健康になっていけるか、病気になってしまうか、という“結果”が出てくるのです。
何かひとつだけ「これさえ飲めば健康でいられる」というものはありません。
必ず、生活習慣がよくないと、いずれ何らかの形で不調や病気が出てくる、と思った方がいいですね。
「血圧が高いから、血圧を下げる薬を飲んで、いつも下げている」というのは、ただ単に降圧剤によって血管を収縮させないようにしているだけのことです。
本当に大切なのは、「なぜ、血圧が上がったのか?」を考え、「血圧が上がらないような生活習慣に改めていく」ということですよね。これこそが根本からの解決です。
例えば、血圧が高いのであれば、日頃の食生活を見直し、薄味や食べ過ぎないように心がけたり、適度な運動やストレッチでしなやかな体、血管をつくったり、深い呼吸で緊張をゆるめたりといった、生活の工夫から取り組むことが大切ですね。
“健康”になるには、まず体によいことを増やし、わるいことを減らす、これが大前提です。
著者紹介
松本有記クリニック院長
自身が何十年にわたる体調不良に悩まされ、健康を追及していくなかで、東洋医学と出会い、オリジナルのオーダーメイド漢方薬、サプリメント、メディカルストレッチなど、全て自身が効果を実際に体感し、結果を出すことをモットーに、独自の治療スタイルを確立。生活習慣から姿勢指導、心のもち方まで幅広い角度からの診療を行っている。京都薬科大学卒業、神戸大学医学部卒業、兵庫医科大学病院(皮膚科/内科)、県立尼崎病院東洋医学科(非常勤)、尼崎永仁会病院漢方専門外来、松本有記クリニック院長