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2024年初投稿&昨年を回顧する

こんにちは、スタッフの牧です。気付けばもう1年以上も更新できていなかったんですね。ご存じの通り、昨年6月に松本院長が亡くなり、本当に色々色々色々ありすぎて暫くの間、頭も心もついていかず、果たしてきちんと患者さん方に対応できていたかも記憶が飛んでしまっております…。

ただ患者さんお一人おひとりに松本院長が亡くなったことを折にふれてお伝えした際に、本当に皆さんがお優しくて…。患者さん方に恵まれ、支えられ、このクリニックも多くの方に愛されていたんだなと改めて痛感しました。

また普段だったらなかなか身の上話みたいな話をする機会もないのですが、患者さん方から「実はあの時、私ね…」、「元々松本先生を知ったきっかけはかれこれ数十年前の…」、「実は今年、私の親も亡くなって…(というお声、昨年はなぜか多かったです?)」、「実は以前、私自身がこんな病気をして…」、「人が一人亡くなるっていうのは本当ーに大変っ(説得力ある一言!)」と人生の諸先輩方の経験はやっぱりとてもとても豊富で、島倉千代子の「人生いろいろ」ではないですが、まぁ皆さんそれぞれ本当に色々あるんだなと再認識させられました。当たり前の話ですが、私にとっては大混乱のさなかではありながらほんの一瞬でもお話しを伺えたことは貴重な経験でした。こう文字にしてしまうとアッサリしたもんに見えますが、各々の方の各々のエピソードが響いたと申しますか、身につまされたと申しますか、逆にこちらが励まされた様な感覚もあって、大変ありがたかったです。とにかく、命あっての物種!…先生が亡くなった?そんなんアカンやん!えーー信じられへん!?というお声もチラホラ多数いただいたのも事実です。

小さい頃に親に「人って死ぬとどうなっちゃうの?」と質問して、明確な答えが返ってきませんでしたが(笑)数十年経った今でも未だに分かりません。

物理的な手続きなり後片付けがどうやら盛り盛りの盛り沢山らしいことは間接的ながら私もよく理解できましたが、この約一年は死についてはもちろんのこと、肉体と心(精神)・魂だったり目に見えない世界との相互関係だったり等々…についてもまざまざと考えさせられました。メメントモリとはよく言ったもので、死を思えば逆に今、生きている間はやり残しだったり悔いのない様に、個人的にはいつどこで死ぬかは誰にも分からないんですから、自分の好きなことを今、精一杯しておかないといけないなという結論にいたりました。大切な自分という存在を考えたら、他人だったり外からのノイズはとりあえずショットアウトしておいて(それが自分の糧なり肥やしになる場合ももちろんありますが)、自分全集中するのもとっても大切だと思いました。もちろん人様が困っている時には自分が出来る範囲でお手伝いできたらいいなと思います。(映画ペイフォワードではないですが、「恩送り」も大事だと思います)そこの自他のバランスがミソで、やり過ぎてもやらなさ過ぎても難しい。院長はちょっとアンパンマンではないですが、“ぼくの顔をお食べ”というスタンスが若干強すぎたのかもしれません。私からすると顔をあげ過ぎて、顔ないやん!状態でもあったのかなとも…とまぁ今更こんなことを言っても、後出しじゃんけんになりますね。

パワフルでキャラクターの濃かったあの院長を忘れる方は少ないのかもしれませんが、それぞれの心の中にいつまでもそれぞれの思い出が残っているのではないかとも感じております。たまに”数十年前にかかっていた者ですが…”と移転や改装前の院長&クリニックを覚えてくださっていた方からのお電話をいただくと、それだけその方の中では印象や記憶に強く残っていらしたのでしょうし、それだけ前のことをずっと覚えておいてくださっていたんだと思うと、一介のスタッフながら大変ありがたく思います。

今後どうなっていくかは分かりませんが、現在はなんとか細々と診察が続けられている状況です。肉体がないとどうやら自分にゆかりのある場所にはヒョイヒョイ行ける?という説も聞いたことがあるので、院長には引き続き末永くクリニックをどうか上から見守っていてほしいなと思います。今回は鎮魂の気持ちも込めてのブログでした。合掌。

 

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