信楽たぬきが来院されました
こんにちは、スタッフの牧です。
約1ヶ月ほど前に信楽にお住まいの患者さんが久しぶりにご来診されました。こちらはその際に、お持ちいただいたたぬきです。ここで申し上げておきたいのは買ったものではないのです、その患者さんが窯元で作って焼いてくださったものなのです!
お帰りになられた後にさりげなく添えてあった説明書き(*)を拝見して、ビックリ。約70年前の紋付き袴の様なものをお召しになったおじいさんの白黒写真が載っていて、その横に「初代狸庵○○○○」とあります。あれ?患者さんの同じ苗字ではないですか…。偶然ではなくて、もしや考案者のご家族かゆかりのある方?と思っていたところ、別件でちょうどお電話をいただいたので早速伺ってみました。本当に一瞬しか伺ってないのですが、聞けばこのたぬきを作って下さった患者さんはその三代目らしいのです。 (*「たぬきの元祖 たぬきや総本家・狸庵(りあん)」さんです)
中川政七商店さんのサイトにもいい読み物がありました。信楽たぬきについて分かりやすく載ってます?
無知なので今まで知りませんでしたが、このたぬきにもちゃんと由来があって“八相縁起”といって縁起物なんだそうです。
1)笠…災難や悪事を避け、身を守ってくれる。
2)目…大きな目で周囲に気を配り、正しい判断をする。
3)笑顔…いつも笑顔でいることで商売繁盛につながる。
4)徳利…人徳を身につけ、飲食に困らない(商売が上手にいく)ように。
5)通い帳…お客様との信頼関係を上手く築けるように。
6)大きなお腹…冷静さと大胆な決断力を持つ。
7)金袋…金運に恵まれるように。
8)尻尾…終わりよければ全てよし。何事もしっかりした終わり方を。
信楽からは離れてしまいますが、ちょっと前に四国に行ってきた方のお土産で“たぬき饅頭”をいただいたことがありました。そこにも“他を抜きんでる”=“狸(たぬき)”、という由来が確かに書いてありました。普段だと素通りしていましたが、それぞれにちゃんと意味が込められていたんだと一つ賢くなれ?ました。なれたかな…笑
間接的ながら、この場を借りて○○さんには御礼申し上げます。
明日から12月だと思うと例年以上にゾッッとするしかないのですが…産休2名の分まで⁉私も出来る範囲で頑張ります!