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打撲・怪我にも漢方薬…?①

こんにちは、スタッフの牧です。

数日前から急に寒くなりました。その日だったり人にもよりますが、薄手のジャケットだったりウールのコート、ダウンだったり、季節の端境期の街では少しだけバラエティ豊かな装いが見られます。

昔なら緩やかに本格的な冬へと向かって行き、身体も徐々に寒さに慣れていけたと思うのですが、最近は季節と季節とのはざまが消え、ほぼ予告なしで急に暑い、急に寒い、といった気候なので少々参ってしまいます。ちょっと前までの暖かさについては昔、阪神淡路大震災のあった年って何かすごい暖かかったのよ~と言う話を聞いたことはあったので、もしや何かの兆候…?とうっすら気になっていますが…。意外と身体と同じで(今回お話しする話ともちょっとリンクしてる様な)、一見バラバラの事象に見えますが、実はどこか繋がっている?のかも知れませんね。

そこで今回は、打撲・打ち身等には漢方がおススメ、という話を実体験をまじえつつご紹介したいと思います。

この前、長いこと通っていらっしゃる患者さんから、“かなり昔ですけど、平成〇〇年の〇月に出てた“打ち身?打撲?のくすり”を〇日分いただけますか?”と伺いました。その後、何事も他人事ではないと痛感することになるのですが…数時間後に私自身がやらかしました。調剤のドア付近に足の小指辺りを思い切り強打したのです。

実は過去に二度ほど足を折った経験があるので、今回強打した直後があまりにも痛すぎて(まさか骨折してないよね…)と一瞬だけ焦りました。打った直後は文字通り、悶絶するしか出来ませんでしたが、そんな時、すかさず別のスタッフから今こそ漢方!25番!と助言を受け、目と鼻の先にもない様な棚にある漢方をすぐさま飲みました。打撲・打ち身用のくすりと言っても色々あるのですが、代表選手の一つ「“桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)”の出動でした。そういえば院長も、娘さんが小さい時に何かにぶつけたりした際には決まって桂茯(“桂”枝“茯”苓丸の略語)、飲んどきなさいー!」と言ってきたそうです。

直後の痛みの感じからすると私の経験上、痛みや腫れだったり結構長引くかな?と今回も少しは覚悟していました。が、ふと数日経って気付けば、あれ?打った辺りが痛くないと、実は打ったことさえ完全に忘れていた程でした。後になってようやく、そういえば直後に漢方を飲んでいたのに気付いたのでした。

今回の打撲事件は、本当に打ってすぐに漢方を飲んだお蔭でその後の回復が全然違う!と私自身が身をもって学べた良い機会だっと思います。(*現時点では幸い痛みや腫れは出てませんが、長期的に考えると身体のどこかしらに程度の差こそあれ、影響は残る筈だと考えられますので引き続き、注意は必要だと思います)

やはり今回みたいな時も“時間勝負”で、漢方を飲むのは早ければ早いほど良いです。打撲に限らず、風邪等も暫くして引き込んでしまい、悪化させてしまうとそれだけ治りも遅くなってしまうので、何事もお早めに~という訳です。ただ怪我と言っても、今回の私の様な至ってシンプルで軽い打ち身なら簡単なのですが、もう少し症状が複雑になって来ると話は全く違って参りますので、悪しからずご了承ください。

この辺りのことは実際に身をもって経験してみて痛感すること、ひとしおですので、なかなか文章だけでは伝わりにくいと思うのですが…ひとまずご紹介まで。

ちなみにこの事は、初診の方へのご説明時にお渡ししているプリントにも「打撲・怪我の回復を助ける薬など……もお出ししております」と一応、載せております。ただ漢方を初めて飲む方からすれば、訳分からん状態の方も中にはいらっしゃるかもしれませんね(昔の私もそうでした…笑)。確かに打撲などの軽度の怪我といえば一般的には、湿布やテーピング等の外的なケアが真っ先に浮かぶかと思いますが、意外と漢方によって自然治癒力を手助けすることにより、早く回復させてくれることにつながります。外からのケアも勿論大切ですが、中からのケアも必要に応じて同時にしていくのも尚、よろしいかと思います。

ですので、打撲等の怪我の際には漢方も実はとても良いんです~ということを頭のどこか片隅に置いていただけば、いつか何かの折にはお役に立てるのではないかと思います。

…とまたついつい長話になって参りましたので、②へ続きます。

日が短くなったり、冬特有の寒さや乾燥は夏と比べ、個人的には昔からあんまり得意ではないのですが、そろそろ冬へと突入して参ります。どうぞ暖かくしてお過ごしください?

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