死との向き合い方①「あなたの肉体とエネルギー」
あなたは死を恐れますか?
歳をとってくると若いときに比べて“死”が身近になってきます。生まれてきた以上必ず“死”がやってきます。動物もあらゆる生物が死を迎えます。動物たちは死を恐れることなくただ日々を淡々と生きています。彼らにとっては、死は恐れる物ではなく、自然なものなのでしょう。
でも人間は…。特に昨今は病院や施設で亡くなることが多く物質として機械のように扱われてしまうため、どうしても人間としての尊厳がなおざなりになってしまっています。
どこか死を迎えることを悪のようにしてしまい、素直に死を受け入れる心の準備が伴っていないまま最後を迎えてしまっている気がします。
本来「死」は怖がるものではなく、もっと自然なものであり、ようやくこの地球で「生」を卒業し肉体から解放される時なのです。
失われる生きる覚悟
健康に問題があるとすぐに病院へ・・・病気になったらお医者さんに・・・が今の常識になっています。その延長線上に死があるため、どうしても「生きる覚悟・真剣さや人間としての尊厳」が失われ、お医者さんなどに自分を明け渡している感があります。
私はずっと健康を求め、自分の体と対話してきたからこそ言えるのですが、人間は物理的な力で動いている肉体と、目には見えない何かエネルギーのような力によって動かされている感があります。この両方がバランスよく働いている事が大切です。
そもそも死を受け入れるのは、どこか自分の魂が同意しているはずなのです。
次回は私のクリニックで身近にあった患者様のお話を例に、「死との向き合い方」についてお話したいと思います。
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