“健康ゾーン” に入れば病気はこわくない
私はよく、“病気はさまざまだけれど、健康はワンパターン”と言っています。
この世にはあらゆる病気があり、そのひとつひとつを追いかけて、病気を探し続けているとキリがありません。いつ病気になるかもしれない、と恐れながら生きているようなものです。
そうではなくて、大切なのは“いかに健康になるか”を追求することだと思います。
健康度が高まれば、体に備わっている免疫力・自然治癒力も高まり、おのずと病気にならなくなります。
心身が健康であれば、毎日も楽しく、日々の幸せ度もアップします。
そういう好循環に入ることを、“健康ゾーン”に入ると私は呼んでいます。
【健康ゾーンから外れると病気になる】
ずっと治療にあたってきて、だんだんと見えてきたのですが、私たちにとって“健康”と呼べる範囲があり、そこからひとたび外れると、ありとあらゆる病気が待っているのです。
どの病気になるかは、その人のもともと先天的に弱い部分や、生活環境などでも変化します。
そうして出てきた病気のひとつひとつをどうやって治すか、ということに毎回終始するよりも、そもそも“健康ゾーン”にいられるためには、どうしたらいいのか?を追及すれば、おのずと色々な不調や症状は、起きてこなくなります。
すなわち、 “健康ゾーン”にいれば、病気はこわくありません。
むやみに病気を恐れるだけではなくて、まず日頃から健康度を高めることに取り組んでいきましょう。
著者紹介
松本有記クリニック院長
自身が何十年にわたる体調不良に悩まされ、健康を追及していくなかで、東洋医学と出会い、オリジナルのオーダーメイド漢方薬、サプリメント、メディカルストレッチなど、全て自身が効果を実際に体感し、結果を出すことをモットーに、独自の治療スタイルを確立。生活習慣から姿勢指導、心のもち方まで幅広い角度からの診療を行っている。京都薬科大学卒業、神戸大学医学部卒業、兵庫医科大学病院(皮膚科/内科)、県立尼崎病院東洋医学科(非常勤)、尼崎永仁会病院漢方専門外来、松本有記クリニック院長